20140110

ここ数年、音楽聴くのにも効率性を重視してしまっているような気がする。知識量が多少なりとも増えた分、経験則みたいなもので、良い悪いの判定を無意識にしているってことなんだろうけど。保守的というか、安パイというか、そういうものにしか食指が動かない自分にちょっと苛ついたりもする。

 

もっと昔みたいに、とりあえず店がプッシュしてるからという理由だけで、知りもしないバンドのレコードをなけなしのお金で買って、家帰って針を落としてはみたけど良さが全くわかんなくて
 
「でもせっかく買ったからには聴かなくては…
きっとこの良さがわからないのは俺に問題があるせいだ…」
 
とか思い込んで聴いてはみるけどやっぱりわかんなくて、そっと棚にしまって5年後ぐらいにふと思い出して、聴いてみたら天啓を受けたかのようにその音の良さがわかる、みたいな体験をしてみたいなあとたまに思う。
 
まあ今は今でいいこともあるのだけど。